遠山向人HCのコメント

連敗していて準備期間が短い中、難しいゲームだった。
勝っている時は少し難しくても自信をもってプレーできるが、負けているとちょっとしたことで自信を失うことがある。
そんな状況の中で、ひとつひとつ集中して選手達が遂行力を上げてプレーしてくれた。
多くの時間でいいディフェンスができ、チームとして遂行力を発揮してくれた。

選手達がそれぞれの自分のカラーを出してくれたのもよかった。
マクリーン選手やエチェニケ選手は体の強さを。
ライトフット選手は献身性を発揮してくれた。
山田選手は苦しい時間帯にピックアンドロールでチャンスをクリエイトしてくれた。
保坂選手は相手のディフェンスを切り開いてくれた。
野口選手は相手のディレイニー選手に体を張ってディフェンスしてくれた。

山本柊輔選手は準備期間が少ない中、静岡のスカウティング内容をチーム全員に示して遂行してくれた。
それによって、他の選手がセットしやすくなった。
岡田選手のような速い選手に抜かれないように頭を使って賢くプレーしてくれた。
やろうとしていたことをお手本になるようにやってくれたので、今日のゲームに山本柊輔選手がいなかったら勝つのは難しかったと思う。
連敗の後にこのようなゲームができたことは自信を持ってほしいし、引き続き、それぞれの選手のカラーをコート上で発揮してほしい。

''

保坂晃毅選手のコメント

(前節の)信州戦は後半に逆転されていたので、チームを通して後半の入りを意識した。
後半に差を縮められることなく、勝つことができたのでよかった。
遠山HCにはスピードとディフェンスを期待されていて、自分が出ている理由はそこだと思う。その部分は表現できたと思う。

ここにきて、やっとBリーグに慣れてきた。
最初は大学バスケとはやはり違うので、慣れるのに苦労したが、試合に使っていただいているのでだいぶ慣れてきた。
信州戦では、石川選手につくこともでき良い経験が出来た。

チーム内では、長島選手、山本柊輔選手のガード陣にコミュニケーションの大切さを教わっている。
練習中、練習外に関わらず、チームメイトとのコミュニケーションを意識しているのが少しずつ成果として出てきていると思う。
特に山本柊輔選手は、練習前後にワークアウトをしてくれている。
気になるところがあったら、練習を止めてまで教えてくれる。
毎日が勉強。

ヴォルターズに呼ばれた時は、チーム状況が良くないと聞いていた。 そんな中で、アグレッシブさが必要だと思っていたし、それが特別指定選手の役割だと思うので、アグレッシブにプレーすることは意識している。

''

山本柊輔選手のコメント

連敗中で、(前節の)信州戦の後半に崩れたことを学んでの今日の試合だったが、反省を活かすことができた。
いい試合だったと思う。

水曜ゲームで時間がなかったが、静岡とは(今シーズン)4試合やっていたので、どういうことをやってくるかはわかっていた。
相手のビッグマンを引き寄せて、味方のビッグマンを使うかを大事にしていた。
個人的には地元のチームで負けたくなかったので、いつも以上に準備して挑んだ。

(3Qの序盤の3Pを決めた場面に関して)
ショットクロックもスペース的にもチャンスだったので打った。
あのようなタイミングで打つような選手ではないが、結果的によかった。
ラム選手が怪我をして、本村選手も欠場している。3Pが打てる選手が少なくなっているので、山本翔太選手や山田選手がしっかり決められるように、ガード陣がゲームメイクをしていきたい。

保坂選手はスピードがBリーグでも突出している。
そこを活かしたアタックが見れたのでよかった。
ディフェンスも岡田選手、(相手の)山本選手へのプレッシャーがよかった。
それにより相手の攻撃が停滞した。

(今週末の)福井戦に向けて、スカウティングの時間が短い。
今のヴォルターズの強みはディフェンス。
ゲーム最初から40分間×2日間、徹底したい。
オフェンスは選手それぞれの良さがもっとでるように、ガードとして引き出していきたい。

''

PHOTO GALLERY