遠山向人HCのコメント

昨日の敗戦を経て、チーム一丸となってなんとか勝利できた。
VoltersRedをはじめ、みなさんに勝利を届けることができてほっとしている。
年明けからまたすぐに試合があるが、少しだけお正月気分を味わって、また走り出したい。

昨日は、90点取られてディフェンスに課題があった。
今日は相手のベル選手に対しては間合いをつめて3ポイントを打たせないことや、しっかりヘルプをすることなど「ディフェンスの強度」を求めた。
ただ今日も、ベル選手の3ポイントを防ぐのが難しかった。
後半は、ディフェンスの配置を入れ替えるなどいろいろやったが、なかなか止められなかった。
前半、ベル選手に決められて、チームが必要以上に暗くなっていたので、ハーフタイムでその雰囲気をただした。
ベル選手がたくさん決めるのはもちろんチームとしては困るが、それでゲームが決まるわけではない。
自分たちがやれることに集中して勝とうという話をした。

また、(相手の)オフェンスリバウンド取られてセカンドチャンスを与えていたので、リバウンドも意識するように伝えた。
チームの約束、コントロールできるところをやろうという話をしていた。
まだまだ甘い部分があるので、そこを選手ひとりひとりで求めていこうということを伝えていた。


保坂選手はディフェンスのトーンセットをしてくれて、ベル選手にボールが出る前にアグレッシブにいってくれた。
もっと早く出すつもりだったが、田中力選手が良かったので使い続けた。
3Qも田中選手をそのまま出そうと考えていたが、田中選手の力が必要な時が終盤にくると思ったので、保坂選手を3Qに出した。
保坂選手には、どうにか繋いでほしいという気持ちのほうが強かったが、よくやってくれた。
また、相手の村上選手にマッチアップがフィットとすると思った。保坂選手のほうが、速さで上回れる可能性があると思った。
保坂選手がアタックできるようシステムも組み、それがうまくはまった。

山本翔太選手は、勝ちたいという気持ちが特に強かった。
試合前、ベル選手か岡島選手のどちらかにつきたいと言ってきた。それくらい気持ちが強かった。

田中選手はポテンシャルに溢れている部分と、もっとバスケットを学ぶ必要がある部分がある。
チームのコンセプトやバスケットの理解を深める必要があるが、彼の良さを失わないようにしたい。期待しているし、プレーオフに進んだ時、大きな力になる。

マクリーン選手、エチェニケ選手、長島選手が怪我で、山本柊輔選手、野口選手もコンディション不良。
そんな状態なので、誰かが怪我したら大変だが、今日の試合で田中力選手がステップアップしたように、みんながステップアップしてやっていければいいと思う。

年明けすぐに神戸ストークス戦。神戸には4連敗している。
3ビッグでオーガナイズされたチーム。
フィジカルバトルになる可能性があるので、うまくファイトして勝利を目指したい。


(2024年の総括は?)
総括するのは難しいが、色々な部分でチームとしては難しいことが多かった。
そのスタートは自分自身が5月のプレーオフに勝てなかったことだと思っている。
2025年は、バラバラだったチームが一丸になること、団結することをもう一度取り戻したい。
ブースターのみなさんは、いつも大きな声援を送ってくれるが、負けるとやはりストレスもたまり、バラバラになってしまうと思う。
選手が団結する姿を見せることで、VoltersRedも団結できるようにできたらいいと思う。
時間はないので、プレーオフにいくために勝利を重ねていきたい。

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本村亮輔選手のコメント

前半は、ベル選手にやられた。
ハーフタイムに、遠山HCから「シュートが入るのは仕方ない。オフェンスリバウンドなど細かいところを徹底しょう」という話しがあり、後半はそこに集中できた。
今年最後の試合を勝利で締めくくれてうれしい。
VoltersRed 、会場の皆さんと勝利を分かち合えてよかった。

昨日は、3ポイントを決められて切り替えられなかった。ヘッドダウンしてオフェンスにも影響が出ていた。
今日は「あそこでやられるのは仕方ない」と切り替えて次のプレーに集中できた。

(3Qで、スティールから3ポイントを決めた場面)
空いたら打とうと決めていた。普段は打たない形だったが、入る自信があったので打った。
決められてよかった。
山形にはアウェイで負けていた。
その時にいかにディフェンスができていないかを全員が反省した。その試合の後に、全員のディフェンスの意識が変わった。
今日の試合は、そこからの自分たちの成長を確認できる試合だった。

保坂選手のスピードはBリーグでもかなり通用すると思う。
気持ちも物怖じしないものを持っている。
プロの最初の試合は萎縮してしまうが、しっかり準備して気持ちも出していた。
リスペクトしている。

(2024年を振り返ると)
いろいろあった1年だったが、個人としては脳震盪から復帰できた。
いい意味で、クラブもこれまでになかったような変化があった。
変化しても変わらず応援してくださったファン、パートナーへ勝利で返したい。
勝利を重ねて、応援にこたえられるようにB1昇格に向かって進んでいきたい。

正直、シーズン序盤はなかなか勝てなくて、チームはバラバラになっていた。
そういう時に(キャプテンとして)厳しく言うことも大事だと思っている。
磯野選手はチームに厳しいことをいって引き締めてくれている。
自分はまだ甘い部分があると思う。
キャプテンとしてできた部分はわからないが、みんながついてきてくれていることに感謝している。

また、競った展開がシーズン序盤は少なかった。勝負どころに出くわすことすらなかった。
ディフェンスの強度、リバウンドの意識など、勝負どころやゲームクローズの部分でまだ課題はあるが、成長できていると思う。

2025年はラストチャンス。B1に上がりたい気持ちは誰よりも強いと思っている。
序盤は勝てなかったが、信じて戦っている。
最高の景色をみられるように戦っていきたい。

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田中力選手のコメント

チームとしていい勝利を飾ることができた。
前半は3ポイントをやられたが、後半、ディフェンスで止められたのでよかった。

最近、自分のプレーがうまくいっていなかった。もっとできるはずと思っていた。
昨日は、すごく悪いプレーがあったわけでもないが、いいプレーもなかったので悔しかった。
ミスしてもいいからと割り切ったら、今日の結果になった。

試合前に、山本柊輔選手がコンディション不良で出場できないとなったので「準備できているか」とヘッドコーチに聞かれた。
「勝ち負けはお前の責任」と、たぶん冗談半分で言われた。
自分としては、それを真剣にとらえて、「俺がやらなきゃ」という気持ちだった。

ベル選手に決められて落ち込むというよりイライラしていた(笑)
やり返そうという気持ちにさせてくれた。
ベル選手は、シュートを打ったら入るので、打たせないことが大事な選手。

保坂選手のプレーで盛り上がって、チームも、もっとアグレッシブにいけた。
同期なのでああいうプレーをみると、もっとがんばらなきゃと思う。

チームとして同一カードの連勝ができていないので、年明けの神戸戦はしっかり2つ勝ちたい。
タイラー・ラム選手が戻ったら、彼がやりやすいようなプレーをしたい。

個人的には、今日のようなプレーを安定してできるようにしたい。
今日はいつもよりも良かったとは思うが、特に納得がいっているわけではない。
負けるのはめちゃくちゃ嫌いなので、チームが勝てるようなプレーが大事だと思っている。
個人としていいバスケをすれば、チームの勝利につながると思うので、チームが勝利できるように個人のプレーのレベルアップをしないといけない。
(ファンに対して)熱い応援があって、つらい時期でも熱く鼓舞してくれた。
チームメイト一同、感謝している。
来年もよろしくお願いします。

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