ジェフリー・ヒロナカHCのコメント

非常にエキサイティングな試合だった。
昨日に引き続き、青森のプレッシャーが強く、難しいゲームになった。その中でもヴォルターズの選手がリバウンドやシュートの部分でよく粘ってくれた。

(最後の1分)ゲームクローズの部分が難しくなってしまったが、最後まで冷静にプレーするよう声をかけ続け、結果的に勝利を掴むことができた。

勝因のひとつは、リバウンド。相手より20本ほど多くとれたのがよかった。 課題は、ターンオーバーやフリースローの決定率だが、先週末は連敗していたので、勝利できてよかった。今後の自信にもつながる大事な勝利だったと思う。

(昨日も話したが)エチェニケ選手は、足を痛めていて思い通り動けない中、どうしてもプレーしたい、力になりたいと強く希望してくれた。
ポストが力強くできないと本人はわかっていたので、他の選手達も彼をサポートするプレーをしてくれた。
オフェンスもディフェンスも制限された中でのプレーだった。
相手の22番(マックス・ヒサタケ選手)に対しても、無理にいく必要はないと指示していた。
その状況の中で、充分にチームに貢献してくれた。
また、今日の試合は、特に田中選手にとっても、いい経験で成長した試合になったと思う。

チーム全体のディフェンスに関しては、1番(ラシャード・ケリー選手)、12番(池田選手)、22番(マックス・ヒサタケ選手)をなかなか抑えることができなかったので、途中からゾーンディフェンスにし、外に追い出すことができた。
スリーポイントを許す時間もあったが、ゾーンにしてうまく彼らのよさを消すことができたと思う。
3Qからはライトフット選手のファウルトラブルなどもあり、マンツーマンに切り替えた。

ターオーバーなど、今後の課題でもあるが、今日は勝利をつかめて誇りに思う。
今後も今日のような試合を重ねて、ひとりひとりの選手の成長に繋げていきたい。

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山田安斗夢選手のコメント

競ったゲームになったが、1点差でも勝ちは勝ち。
チームとして苦しいシーズンにはなっているが、少しずつ、エチェニケ選手が加入するなど、チームとして前に進む起爆材になっていて、みんなでつかめた勝利なのかなと思う。
ゲームの内容が全て良かったわけではないが、チームとしてつかみ取れた勝利として、残りのシーズンにつなげていける、勢いづけるような試合になったと思う。
そういった面では今日の勝利を一日だけは喜びたいと思う。 

今日、試合に入るマインドセットとしては、クラーク選手がケガした今、ポイントガードの部分で、チームにリズムがあるときは他の選手が個の能力が高いと思うので、アドバンテージがとれると思うが。(そうじゃないときに備えて)僕自身、今日は、ゲームを落ち着かせようという考えだった。
青森ワッツは、点の取り合いになったら強いチームなので走り合いや殴り合いの状態の試合展開にすると、多分相手のペースになると思っていた。

自分の(長所である)落ち着きをつくるというところを、チームに落とし込めればいいなと思っていた。 そういった部分で、うまくコントロール出来た。そこは良かったと思っている。
(具体的には) 自分の武器であるピックアンドロールを使いつつ、ケガで万全ではないエチェニケ選手やライトフット選手とうまく連携してプレー出来たと思う。

(ケガの選手を周囲がサポートしようとしていたことについて) 負けが続いている中で、試合前にみんなでチームのために、お互いが他の選手のために戦おうと話をしていた。 その結果、うまくチームになりきれたのではないかと思う。

(次節に向けて) 自分達より順位が下の愛媛オレンジバイキングスとの水曜ゲーム、上位の鹿児島レブナイズ戦と試合が続く。 今シーズン、愛媛とは1試合しかやっていないが、ケガ人が出ている中で、ちゃんと補強もしている。 チームとして簡単に勝てる相手ではないと再認識したうえで、何が何でも愛媛にしっかり勝って連勝が伸ばせるようにしたい。

今シーズンは、まだ連勝が無い。勝って気が抜けてしまうわけではないし、もちろん頑張っているが、何か足りない部分があるから連勝が出来ていないと思うので、初の連勝を掴みにいきたいと思っている。

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田中力選手のコメント

とりあえず勝てて良かった。
最後の部分。チームとしても試合の終わり方の部分が課題だと思うので、自分としてもガードとしての仕事をしないといけないと思っている。

(オフェンスについて) 自分的には全然まだまだだと思っている。12点でキャリアハイというのは恥ずかしい。最近試合に出ることが出来て、どんどんコートに立つことが出来て、少しづつ慣れてきている部分がある。これから良い試合も悪い試合もあると思うが、出来るだけチームのために貢献したい。これからどんどんオフェンスでも、ディフェンスでも活躍したい。

(逆転のシュートを決めたことについて) 遠山コーチに昨日の試合前に「もっと自分がやらなきゃという責任を持ってコートの上に立たないといけない。そうすればチームも勝てるという気持ちでやってほしい」と言われ、コーチ達の気持ちに答えないといけないと思った。自信をもってプレーしないといけないと思っていた。遠山さんの言葉に自信をもらった。
シーズンの最初の方は、あんまり試合に出れなかったが、今、プレータイムが増えてきていた中で、チームを引っ張っていかなければいけないというメンタリティーでプレーしている。

(終盤以外のゲームコントロールについて)
今日は終始リードしていたので、自分たちはいつもリードしているけど、負けているようなプレースタイルをしている。勝っているなら、勝っているチームらしいプレーをしたいと思っていた。最初に長島選手がポイントガードとしてインテンシティー高く得点や、ディフェンスをしていたので、先輩に続いて自分もやらないとと思い、アグレッシブにプレーした。

(終盤のゲームコントロールについて)
その前に、フリースローを決めないといけない。申し訳ない。皆さんは何で入らないんだろう?とか疑問に思う部分はあるかもしれないが、フリースローはメンタルなので、メンタルの部分を良くしていきたい。

(水曜からの3連戦に向けて)
プロ選手なので、いろいろあるかもしれないが、気にしないで、 自分たちは出来るだけ前に進んで、ブースターの皆さんに連勝を見せられるようにしたい。

(プレータイムが増えている中での状況について) 試合に出ていると、自信をもらえますし、やっぱりバスケは自信を持った人の勝ちだと自分は思っている。どんどん自信がついていっている。
自分は、プロになってあんまり長く経っていないし、チームでも一番若いので、まだまだプロのスタイルや経験が足りない部分もあると思う。試合に出ていると経験を重ねることが出来ていると自分で感じている。試合に出ていて楽しい。

(昨日の試合では共通認識がなかったという発言をしている選手が多かったがどう改善方法について)
マクリーン選手など先輩たちや、試合に出ていない選手たちが『シンプルにプレーしよう』アタック出来たらアタックなど『あんまり考えすぎないバスケをしよう』という話があったので、おそらくそれだと思う。
負けて負けて、考えすぎていることもあったり、「こうしたほうがいいんじゃないか」、「ああしたほうがいいんじゃないか」となっていた。試合前に、そういうのは全部捨てて、バスケをやろうという話があった。

(プレータイムが増えた中での変化について) 試合に出ていないときは、1分や3分しか出ていない時があったときは、そういうときは「結果を残さないと、残さないと」となっていて緊張していた部分があった。
最近は、それが無くなった。良い緊張感は持っているが、自分らしいバスケをすればいいんだという気持ちになっている。

(熊本県立体育館が赤く染まっていたことについて) 凄いなと感じている。シュートを決めた後は、歓声が胸まで来る。もっと頑張ろうという気持ちになる。
ブースターの皆さんは、良い人たちだなと感じている。なかなか勝てない苦しい時期なのに集まってくれて、泣いている人もいた。そこまで、熱く見てくれているんだなと思った。もっとブースターの皆さんのためにも頑張らないとなって思う。

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