相手の激しい守備に遭い、入りの得点はややスローペースになるが、#5 磯野選手を筆頭にリバウンドとディフェンスで奮闘。
西宮#18 ジョーンズ選手に2本連続の3ptシュートを沈められて流れを掴まれそうになるが、#25 ハミルトン選手、#8 ピーク選手らのドライブで巻き返す。
終盤にターンオーバーから走られややリードされるが、#18 藤澤選手の3ptシュートなどで流れを渡さず1Q終了。
西宮#18 ジョーンズ選手に連続得点を許してリードを2桁に広げられるが、#14 本村選手のタフなディフェンス、#8 ピーク選手の4点プレーなどで譲らない。
中盤も引き続き、西宮はシューターを中心にタフショットを沈めて得点を重ねていくが、熊本も#25 ハミルトン選手のドライブや3ptで反撃。
また相手のミスを誘うディフェンスからスティールし、トランジションからの得点でリードの差を縮めて前半終了。
後半の入りはディフェンスの強度を一段階上げ西宮をロースコアに抑えることに成功。
また#34 ローソン選手のアリウープや#8 ピーク選手のトランジションからの得点など、得意な形から点数を重ねて流れに乗り3点ビハインドまで詰め寄る。
しかし対する西宮も#10 渡邊選手の3ptシュート、#11 中西選手のゴール下など内外から得点ペースを上げ、14点ビハインドで3Q終了。
入りは互いに得点できず重たい滑り出しとなるが、#12 木田選手の3ptシュート、#34 ローソン選手のインサイドで流れを変えてビハインドを一桁に戻す。
ここから怒涛の反撃を開始し、#14 本村選手のバスケットカウント、#12 木田選手の得点で猛攻すると、#34 ローソン選手のバスケットカウント、#14 本村選手の3ptシュートで同点まで追いつくことに成功する。
直後に西宮#10 渡邊選手に決め返されるも、2:40に#25 ハミルトン選手が同点バスケットカウントをねじ込んでフリースローで逆転、さらにトランジションから#12 木田選手がレイアップを決めて1:37に3点リードに持ち込む。
勢いそのままに、残り38.5秒に#25 ハミルトン選手がコーナー3ptシュートを決めきって勝負を決定づけ、GAME1を勝利で飾った。
ドナルド・ベックHC
Donald Beck
今日一番良かったのは、チーム一丸で戦い続けて勝利できたこと
非常にハードな試合でした。
最初の3Qはオフェンスで苦戦しましたが、今シーズンずっと言い続けてきたように、自分たちでコントロールできる部分であるリバウンド、ディフェンス、オフェンスのエクスキューションの三要素を我慢し続けてやったことが4Qに繋がって活きた試合になりました。
シーズン通してシュート確率の波はありますが、序盤はプレーオフの緊張感や雰囲気など、メンタル的なプレッシャーも多少影響があって苦戦してしまったのかもしれません。
ただ今日の試合の中で一番良かったことは、ビハインドが続くタフな状況の中でも、チーム一丸となってファイトし続けて、チームとして勝利に繋げられたことです。
#12 木田貴明選手
木田 貴明
明日勝たなければ意味がない
3Qまで負けていて4Qで逆転する試合はシーズン通してもなかなかできなかったのですが、ホームで負けられないというみんなの強い意志があったと思いますし、これまで自分たちのやり続けてきたバスケットを、最後に生かしきって勝ちに繋げられたのは、明日に大きな影響を与えられるのではないかと思います。
●前半は得点に苦しむ中、ディフェンスやリバウンドは一貫してハードにやっていた印象だが
バスケットはシュートだけじゃなく、ディフェンスもあればパスもあるし、リバウンドもあります。自分のシュートが入らないからといって、その他のバスケットの要素を疎かにする考えは無いので、自分がどれだけシュートが入らなくても他にできることを徹底しました。
またチームメイトは最後の最後まで僕のことを信頼してくれてパスを出してくれたので、そういったことが4Qの得点に繋がったのではないかと思います。
●4Q、相手を10得点に抑えたディフェンスについて
みんな勝つことしか考えていなくて、点数を取られたくない一心だったので、ボールマンに対してもオフボールに対しても全員が勝ちにいくために貪欲にディフェンスをしていたと思います。
●明日に向けて
明日勝たないと意味がないです。
スケジュールのことを考えると、月曜日のGAME3までもつれ込んで勝っても、次は金曜日に試合があるタフなスケジュールになるので、何としてでも明日勝ちたいし、決めたいですね。
#14 本村亮輔選手
本村 亮輔
良い意味でプレーオフを楽しめていると思う
入りから西宮#18ジョーンズ選手に立て続けに決められ、西宮の強い形を見せられてしまったのですが、自分たちのシュートが入らない時間帯にしっかり我慢して、最後まで勝負を持ち込めたことが今日の結果に繋がったと思います。
●4Qの3ptシュートは流れを変えたのでは
正直あまり覚えていないのですが、ボールが回ってきたら打とうと決めていたので、その気持ちが入ったシュートだったのかなと思います。
ハーフタイムに3ptシュートの練習をしている時、遠山ACから「ディフェンスやリバウンドで仕事してくれているけど、思い切って打っても良いんだよ」と声をかけられて、そこで吹っ切れたような感じがして、思い切り打ったら入りました。
●3Qまでは厳しい展開だったと思うが
オフェンスに関しては、シュートは打てていたけど決まらなかったので、少なからずプレーオフの重圧みたいなものはあったと思います。その中で、4Qで決めきれる木田選手はエースだなというのを改めて感じました。
●明日に向けて
すぐ切り替えていきたいです。今日は反省点も多い試合だったので、しっかりそこを全員で見つめ直して、明日は出だしから全開でいけるように頑張っていきたいと思います。
重圧や責任感はありますが、こういった緊張感のある試合はプロでバスケットをしてるからこそ味わえるものだと思います。いい意味で楽しめていると思います。
#25 ジョーダン・ハミルトン選手
ジョーダン・ハミルトン
絶対に諦めない気持ちを見せられた
ハードな戦いでした。
試合が終わるまでは何が起こるか分からないといった、まさにプレーオフだなという展開でした。
チームが厳しい状況の時も粘り強くチームとして戦い続けて勝利できたことは僕たちにとって大きく、今日の勝利の勢いを明日に繋げていきたいです。
また何人かの選手にとっては初めてのプレーオフで、その初戦でこのような戦い方ができたのは収穫だったと思います。
今日は一時17点ビハインドで、明日に向けて気持ちを切り替えることもできる点差だったのですが、最後まで絶対に諦めないハートを見せて、そこからカムバックできたのは良かったです。
3ptシュート確率も決して高い数字では無いのですが、それでも勝利できたことは個人としても、チームとしても、大きな自信に繋がっていくと思います。
●明日に向けて一言
勝ちましょう!