入りから一進一退の攻防戦となり、序盤のオフェンスはややスローペースとなるが、#34 ローソン選手のブロックショット、#5 磯野選手のディフェンス、#8 ピーク選手のルーズボールなど泥臭いプレーで流れを引き寄せる。
1Q後半になるとオフェンスでもリズムを掴み始め、#24 佐々木選手、#8 ピーク選手らの得点でリードを奪う。
更に#18 藤澤選手のテイクチャージ、#14 本村選手のジャンパーなどで勢いづき、20-12で1Q終了。
出だしから集中したディフェンスを見せ、#24 佐々木選手や#5 磯野選手のスティールからファストブレイクに繋げて次々と得点する。
その後#3 サンバ選手の連続ダンクショットで二桁リードに持ち込みオフィシャルタイムアウトへ。
後半も相手のターンオーバーを誘うプレッシャーディフェンスで佐賀の得点を制し、#12 木田選手の3ptシュート、#34 ローソン選手のダンクショットなどで点差を広げて前半終了。
入りは拮抗するが、スローインから積極的にカットを狙ってプレッシャーを与える。
そこから#12 木田選手のジャンパーを皮切りに、#8 ピーク選手のレイアップ、#34 ローソン選手のバスケットカウント、#5 磯野選手の連続3ptシュートなどで畳み掛け30点をリードする。
#12 木田選手の粘り強いリバウンド、#18 藤澤選手のディフェンスも光り、29得点のビッグクォーターをつくりだして3Q終了。
#27 ウィタカ選手、#2 加藤選手らが交代出場。
#2 加藤選手のスティールからの得点、ルーズボールなどでチームを鼓舞し、#5磯野選手の高いリバウンド、セカンドチャンスからの得点で流れを確実なものに。
その後も#3 サンバ選手、#27 ウィタカ選手ゴール下などで得点差を広げ、レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾った。
ドナルド・ベックHC
Donald Beck
ディフェンスやリバウンドをしっかりやれることを確立できたゲームだった
佐賀は昨日とは違う戦い方をしていて、プレーオフに向けてコンディショニング調整に入っていた部分もあったので、それが試合結果にも少し影響があったのかと思います。 しかしながら、僕たちがディフェンスやリバウンドをしっかりやれることを確立できたゲームになりました。
昨日はその部分で苦戦しましたが、今日は最初から強い気持ちを40分間続けられたことは良かったです。
●ホーム開催が決まりましたが
ホーム開催であることで、選手にとっては移動の負担が無かったり、自分の部屋で休養が取れたりするアドバンテージがあります。
また慣れた環境で、ファンの皆さんの前でプレーできるのは大きなアドバンテージなので、今日は勝つために全力を尽くしたいと考えていました。
●次節西宮戦に向けて
ディフェンス、リバウンド、エクスキューションをやっていかなければならないと思います。
西宮は多くの選手がスコアリングできてバランスが取れているのが脅威ですし、ガードはベテラン揃いで、プレーオフで成功した経験を持つ選手も多くいます。
そこにしっかりアジャストして戦いたいと思います。
#5 磯野寛晃選手
磯野 寛晃
出だしから自分たちのハードなディフェンスができて、相手のやりたいことをやらせないようにできたことが今日の勝因だと思います。
●連続スティールなど、守りの面でも気持ちが見えたが
大体のチームはPGがボールを運んでくるので、まずは僕が(前線から)プレッシャーを掛けて少しでもミスを誘発してスティールすれば、誰かが良い形でフィニッシュすることもできると思います。
プレッシャーをかければ相手もセットプレーに入りづらくなりますし、それが僕の仕事だとも思います。
●次戦は西宮との対戦。そこに向けては
西宮はガードに限らず素晴らしい選手が多く在籍していて、一つ一つのプレーが勝敗を分けていくことになると思います。
昨日のようにシュートが入らない時間帯はあると思うので、自分達の流れが悪い時こそディフェンスを一貫してやり続けることを意識すれば、良いゲームになると思います。
#8 LJ・ピーク選手
LJ・ピーク
良いゲームでした。プレーオフに向けて良い勝利ができて良かったです。
●序盤から攻守共にインテンシティ高くプレーしていたと思うが、昨日と今日でメンタル面での変化はあったのか?
分からない。とにかく勝ちたいという気持ちが大きかったです。
●今日はハミルトン選手が不在だったこともあり、スコアリングへの意識がより大きくあったのでは?
いつも通りです。
●宇都宮でチャンピオンシップを経験されているが、プレーオフに向けては何が必要になると思うが?
ハードにプレーすること。何かを大きく変えずに、普段からやってきたことをしっかりやること。
#24 佐々木隆成選手
佐々木 隆成
昨日敗戦したので、良いチーム状態でプレーオフに臨むためには今日勝たないといけない、という気持ちでした。
また僕たちはプレーオフはホームで開催したいと思ってこのワンシーズンやってきたので、今日勝てて安心したというのが正直な気持ちです。
2戦目により良くなれるのは良いことですが、プレーオフになれば1戦目を捨てることはもうできない。1戦目から、いつもの2戦目のような戦い方をしないと厳しくなると思うので、1戦目からベストの状態になれる準備をこの1週間でやっていきたいなと思ってます。
●プレーオフでは、トーナメントで名古屋の山に入ったが
個人的には、どちらの山に入ってもあまり関係ないです。
優勝が目標なので、優勝するには当然名古屋とも戦わないといけません。どのチームも実力は絶対にあるし、どこと当たっても負ける可能性、勝つ可能性の両方あるので、出場順位や山はあまり気にしていません。
僕自身は、プレーオフは楽しみたい、という気持ちが今は強いです。