2022/4/30(土)第21節 佐賀戦GAME1 試合レポート

1Q
日本人選手らの積極的な攻守で粘る

入りは#5 磯野選手のジャンパー、#25 ハミルトン選手の3ptシュートなどで得点するが、佐賀も前線からハードなディフェンスを仕掛けて簡単には追加点を許してもらえない。
また佐賀#22 ヘソン選手らがアグレッシブに中に切り込んでリードを広げ、熊本は一時追加点に苦しむ。

しかし#24 佐々木選手、#5 磯野選手らのタフな守りで相手をバイオレーションに追い込むほか、熊本も#12 木田選手、#24 佐々木選手らのドライブからフリースローを獲得して追加点を挙げ、終わり際に#25 ハミルトン選手が3ptシュートを沈めて1Q終了。

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2Q
我慢の時間帯から状況を打開し、流れを持ち直して後半へ繋ぐ

互いに激しさを増す中、佐賀にターンオーバーからの連続得点を許してしまう。
佐賀は#2 ガルシア選手が内外から連続得点して勢い付き、熊本には再び我慢の時間帯が訪れる。

しかし5:44に#3 サンバ選手が3ptシュートを沈めると、それを皮切りに反撃を開始。
#25 ハミルトン選手のアタックや#24 佐々木選手のドライブなどで得点をペースをあげ、再び#3 サンバ選手がインサイドで得点。
その後佐賀に連続3ptシュートを決められるも、#12 木田選手が3ptシュートを決め返して流れを持ち直して前半終了。

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3Q
続く逆境の中で、再度集中して猛追を開始

#5 磯野選手を中心にリバウンドを掴んで自分達のチャンスに繋げ、序盤は#24 佐々木選手の3ptシュート、#34 ローソン選手のダンクショットなどで得点。
しかし直後に佐賀#2 ガルシア選手にバスケットカウントを許すなど、思うように流れを繋げることができず苦しい時間帯が続く。

更に4:50には#25 ハミルトン選手が退場となるが、タイムアウトを請求して流れを断ち切り、#34 ローソン選手のダンクショット、#8 ピーク選手のアタックなどで次々と得点。

さらに#14 本村選手のスティールやジャンプショット、#3 サンバ選手の3ptシュートなどで勢いを取り戻して猛追し、3Q終了。

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4Q
佐賀に試合の主導権を掴まれ、悔しい敗戦に

#5 磯野選手のスティール、#8 ピーク選手のアタックなどで反撃を続ける傍ら、ディフェンスのギアを更に上げて相手のドライブを阻むが、佐賀は高確率で3ptシュートを沈めて思うように点差を詰めることができない。

中盤は#24 佐々木選手のレイアップ、#18 藤澤選手の得点などで食らいつくが、終盤は佐賀に試合の主導権を握られて悔しい敗戦となった。

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ドナルド・ベックHC

HC

Donald Beck

僕たちは明日、より強くなれる

直近の10~15試合を見ていると、調子が上がっているチームは佐賀と熊本だと感じていましたが、今日の佐賀は素晴らしいパフォーマンスでした。

勝敗を分けたのは、熊本の19ターンオーバーと佐賀の15スティールだと思います。
トランジションからも26得点されてしまい、佐賀の方がスティールやルーズボール等においてフィジカル的に上回っていたと思いました。
また試合の序盤から(激しくぶつかり合って)コントロールがきかなくなったゲームでしたし、怪我人が出なかったことが唯一の幸運でした。

1試合目に敗戦した今日のような状況のとき、僕たちは今日よりも明日強くなってカムバックできるように成長できているので、明日は今日よりも良いパフォーマンスができればと思います。

◆#5 磯野寛晃選手

SG/SF

磯野 寛晃

プレーオフ出場チームに力の差はほぼ無い

出だしから相手にペースを握られてしまい、熊本も相手のゾーンディフェンスを崩せずに終わった試合だったと思います。

今日はオープンショットを何本も打たせてもらったのですが、決め切ることができなかったので、個人的にはシュートしっかり決めてチームに少しでも良い流れを持って来られるようにしたいです。

リバウンドについては、誰がやるとかではなく全員でやる必要があると思ってるので、まずはボックスアウトをして相手をペイント内に入れさせないことを全員で意識したいです。

ロングリバウンド(シュートがリングに当たって大きくはじけること)を取られるのは仕方がない部分もあるので、そういう時はもう一回チームで引き締め直して守りに入りたいと思います。

ここまで来るとプレーオフ出場チームはほぼ力の差は無いと思っています。
最後まで集中力を切らさないことや、ワンプレーの重みを理解することで勝敗を左右しかねないと思うので、そういうこと(ちょっとしたワンプレーで集中力を切らすこと)をいかに無くしていけるかが、勝負の鍵になってくるのかなと思います。

◆#14 本村亮輔選手

SG

本村 亮輔

プレーオフ前に自分たちの課題を再認識できた

自分たち以外のものに対してベクトルを向けてしまったことで、チーム自ら崩れてしまったような試合になりました。
ベクトルを自分たちに向けてプレーすることがいかに大事なのかを再認識しました。

●特に3Q、オフェンスでもディフェンスでもチームを鼓舞したプレーがあったが
自分の役割が何なのかを整理して、流れを変えるんだという気持ちで交代出場しました。
得点が取れる選手は多数いるので、自分はディフェンスやリバウンドの部分でチームに勢いを付けたいと思ってプレーしました。

●3Qを見ると、今日の点差ほど実力差は無いと思うが
自分たちのプレーができたのは3Qだけだったように感じています。自分たちのバスケットができていれば、今日のような結果にはなっていなかったはずです。
今日の試合は、プレーオフに入る前にもう一回自分たちの課題を再認識するいい機会だったと思っています。

オフェンスがうまくいかない日はもちろんありますが、ディフェンスやリバウンドのような泥臭いプレーは気持ち次第の部分も大きいので、気持ちをしっかり全員で切り替えて明日に臨みたいと思います。

◆#34 ベンジャミン・ローソン選手

C/PF

ベンジャミン・ローソン

今日の出来事、困難はプレーオフに向けた準備になるはず

自分たちが望んでいた結果ではありませんが、ベックHCも言っていたように、僕たちは土曜敗戦しても日曜により強くなってカムバックできるチームなので、今日の試合をしっかり振り返り、内省して、明日に向けて全力を尽くしたいと思います。

試合の中で困難はつきもので、それを乗り越えながら戦わないといけないのですが、その力が個人としてもチームとしてもまだ足りないと感じました。

今日このような状況に直面したことは、プレーオフで同じことが起こった際の準備になるはずです。
どの選手にも良いパフォーマンスができない日は必ずあるので、その時々で深く受け止めて、各個人がステップアップし、乗り越えて戦っていけるようになりたいと思います。