入りから激しくぶつかり合う中、#12 木田選手、#25 ハミルトン選手の3ptシュート、#24 佐々木選手のレイアップなど、シューター陣がテンポ良く得点。
対する名古屋も#3 ルーク選手らを中心に得点して点の取り合いとなり、熊本は一時ビハインドが続く。
しかし泥くさいDFで気持ちを見せて流れを断ち切り、#8 ピーク選手、#24 佐々木選手のレイアップで点差を詰め、#12 木田選手のブザービートで逆転して1Q終了。
開始早々に#18 藤澤選手のスティールからの速攻、3ptシュートで流れを引き寄せクロスゲームに突入する。
名古屋#21 笹山選手が3ptシュートを沈めて31-31となり、その後#3 ルーク選手にボールが渡ったタイミングで#34 ローソン選手がブロックショッに成功。傾きかけた流れを断ち切り、#14 本村選手が3連続で得点して相手を引き離す。
更に#34 ローソン選手のバスケットカウントがチームに勢いをもたらし、#12 木田選手、#8 ピーク選手の3pt、#24 佐々木選手のジャンパーで名古屋を振り切って53-41でリードして前半終了。
出だしから相手をバイオレーションに追い込む一方で、#24 佐々木選手のドライブや#5 磯野選手の得点でランして良い滑り出しとなる。
名古屋は早めのタイムアウトを請求するが、#25 ハミルトン選手の連続得点、#34 ローソン選手のアリウープで勢いに弾みをつける。
終盤は名古屋#18 相馬選手、#21 笹山選手らの3ptシュートで相手の反撃を受けるが、ディフェンスの激しさを失うことなく14点のリードを守って3Qを終える。
出だしすぐに#25 ハミルトン選手の3ptシュート、#5 磯野選手のブロックショットが決まり、流れを更に引き寄せる。
その後も#24 佐々木選手のミドルジャンパー、#25 ハミルトン選手の3ptシュートで8-0のランをつくると、相手のミスを誘発する厳しいディフェンスで守り、相手に得点を許さない。
名古屋も#12 野﨑選手、#0 ランダル選手の3ptで反撃を図るが、#12 木田選手の3ptシュート、#5 磯野選手のスティールからのレイアップで流れを確実なものとし、名古屋を振り切って93-77で勝利した。
ドナルド・ベックHC
Donald Beck
カムバックして戦えたチームを誇りに思う
昨日の敗戦から切り替えて、カムバックして戦えたチームを誇りに思います。
名古屋は選手の層も厚く、ベンチスタートでもスコアリングできる選手が何人もいて、バランスが取れた良いチームなので、今日は僕たちにとって大きな勝利になりました。
シーズンの最初から、勝利の鍵は「ディフェンス、リバウンド、オフェンスのエクスキューション(遂行)」と言い続けてきましたが、今日はそれがよくできた試合の1つでした。
名古屋に対して全てのクォーターで上回れたのは非常に良かったです。
特にディフェンスは、40分間通して良くできたと思います。それも勝利の要因の一つでした。
#8 LJ・ピーク選手
LJ・ピーク
勝てたことが何より嬉しい
勝てたことが何より嬉しいです。
●名古屋の3BIG(相手に3人のビッグマンがいること)を突破して攻めるのは難しかったのでは?
今日は差をつけて勝利できたので、そんなことはないです。
●この2日間、かなり相手にマークされていたと思うが?
そんなことはないです。
相手が何かしてきたということはなく、普段なら決められるシュートを決められなかった自分の責任です。
#12 木田貴明選手
木田 貴明
昨日の負けがチームの力に繋がったと思う
まずは連敗してはいけない状況の中で、勝てたことが良かったです。
昨日できなかったことが今日はできて、勝利できたことが何よりです。
●昨日からの修正点は?
昨日はシュートを打てるところで打たずにボールムーブが優先的になっていたのですが、今日は空いたら思い切って打つようにしました。
途中流れが悪くなった時に修正ができたことも良かったです。
●プレーオフを見据える中で、今日の勝利は大きかったと思うが?
決して浮ついている訳ではないのですが、ここ最近は連勝が続いていた中、昨日の負けで気が引き締まった部分はあったと思います。
昨日大差で負けたことが、チームの更なるエナジーに繋がったのではないかと思います。
#18 藤澤尚之選手
藤澤 尚之
自分の出来ることを思い切ってやろうと意識した
昨日は良い終わり方ができなかったので、今日はチーム全員で「自分たちのバスケ」を意識してゲームに入りました。
僕自身は、出場した時に、チームの流れを変えたり、勢いを与えられられるように意識して臨んでいて、昨日はそれが上手くいきませんでしたが、今日は切り替えて良い入りができたので良かったです。
●2Q初めの連続得点について
昨日、1Q途中で出場した時はファウルも嵩んでいたので、ファウルしないことを意識していました。
今日は2Q最初からの出場だったので、昨日以上にハードに守れたことが、最初のスティールに繋がったと思います。
僕自身、これまであまりプレータイムが無かったので、スカウティングもされていないだろうと思い、相手のアンダー(自分についているディフェンスがスクリーンの下を通ること)に対しては、思い切ってシュートを狙っていこうと思っていました。
昨日はそれが入りませんでしたが、コーチ陣からは積極的に狙って良いよと声かけしてもらい、得点面でもチームに貢献できたらと思い、思い切って打ちました。
●強気なプレーが印象的だったが?
昨日ももっと思い切って行けたな、という振り返りがあったので、ルーキーどうこうは関係なく、思い切って自分の出来ることをやろうという意識が、今日のプレーに繋がったと思います。
●レギュラーシーズンは残り3戦。意気込みは?
他のチームの勝ち負けより、自分たちの勝利、プレーに集中して、再度気を引き締めてチームプレーをしていこうと思います。
#34 ベンジャミン・ローソン選手
ベンジャミン・ローソン
絶対に決め切るんだという意識で臨んだ
FE名古屋には2シーズン在籍したこともあり、知り合いも多いので、今節は自分にとって大きな意義を持つ試合でした。
レギュラーシーズンの日程表が出てから、今節には丸を付ける程楽しみにしてました。
タフな敗戦からカムバックできたのは自身にとっても、チームにとっても大きな意味のある試合になりました。
●昨日はトップからのパスでアリウープにいけないシチュエーションが多々あったが、今日はそれを決め切れてていた。昨日と今日の違いは?
マインドセット(メンタル)の部分だと思います。
昨日は少し焦りがあった状況がありましたが、今日は出だしから落ち着いた状態でプレーできたことが大きかったです。
●落ち着いてプレーできた要因は?
昨日の敗戦で、決められるシュートを決め切れず、自分に責任を感じていたました。昨晩は、一晩中起きてはその(決められなかった)シチュエーションを考えるような夜を過ごしました。
昨日は、自分がシュートを落としてしまったタイミングでゲームの流れが悪くなってしまった時間帯もあったので、今日は昨日のような展開には絶対にしない、絶対に決め切るんだということを心に決めて臨みました。
自身にとっても、チームにとっても、昨日の敗戦を経てより強くなって戻って来れたのは大きかったです。