2022/4/16(土)第31節 西宮戦GAME1 試合レポート

1Q
3週間ぶりの実戦、リズムに乗れずビハインドでスタート

入りから激しくぶつかり合う展開になるが、3週間のブランクを経た熊本は試合勘を思うように取り戻すことができず我慢の時間帯が続く。
#34 ローソン選手のダンク、#5 磯野選手のレイアップで流れを引き寄せたいところだが、相手の高確率な3ptシュートに苦しみ2桁ビハインドに。

しかしディフェンスで食らいつき、終わり際に#5 磯野選手がファストブレイクから得点し、熊本らしさを発揮して1Q終了。

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2Q
本来の力を取り戻し、一気にリードを奪う

1Q後半から投入された#8 ピーク選手が強さ見せ、アタックからのバスカンなどで得点し一気に3点差まで詰め寄る。

そこから#12 木田選手のファストブレイクや#34 ローソン選手を起点としたインサイドプレー、相手のミスを誘発するハードなディフェンスで同点に追いつく。
残り1分を切ったところで、#12 木田選手の3ptシュートでリードを奪い、1点差で前半終了。

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3Q
我慢の時間帯が訪れるも、ディフェンスで踏ん張り応戦

後半の入りは点の取り合いが続き、熊本は1~2点をリードしたまま試合を進めるが、6:29に西宮#18 ジョーンズ選手が3ptシュートを決めて西宮に4点リードを許すと、ここでファウルが重なり流れが重たくなったところでタイムアウトを請求。

再びビハインドに転じるも、#25 ハミルトン選手の、#24 佐々木選手のジャンパーで追いかけ、更に3:12に#12 木田選手の3ptシュートで2点差まで迫ることに成功。
相手のミスを誘発するようなハードなディフェンスで食らい付き、最終的には3点ビハインドで最終Qへ。

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4Q
再びビハインドを返し、流れをものにして勝利を掴む

4Qの序盤は流れが西宮に傾き。#18 ジョーンズ選手のダンク、#24 ハインズ選手のジャンパーなどで8点差に引き離されて熊本はタイムアウトを請求。
タイムアウト後は、#24 ハミルトン選手、#24 佐々木選手、#12 木田選手のレイアップなどで切り込んで再び2点ビハインドまで追いつき、4:06に再び同点に持ち込む。

最後まで強度を失わず、アタックからのファウルドローンでフリースローを獲得するなどして点数を積み上げていき、#12 木田選手の3ptシュート、#5 磯野選手の速攻で2桁点差のリードに。

終盤は互いにファウルが嵩んで西宮もフリースローを獲得して追いかけるが、それを振り切り6点差で勝利した。

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ドナルド・ベックHC

HC

Donald Beck

この時期にプレーオフレベルの試合ができた

レベルが高いチーム同士の対戦で、観ている方にとっても面白い試合だったのではないかと思います。
ここ3週間コロナの影響で試合ができず、1Qは試合のリズムを掴むのに苦労した印象がありますが、2Qの早い段階から取り戻して、それを4Qまで貫くことができたので、明日も今日のような試合をしたいです。

良くできた部分もあれば、課題に感じる部分もありましたが、総じて良い試合だったと思います。

●西宮との試合は11月以来だが
当時はチームが始動したばかりの状態でしたが、今日はお互いにレベルを上げた中での試合でした。
相手は経験値の高い日本人選手や良い外国籍選手を擁して、全体のバランスもいいチームです。この時期にプレーオフのような雰囲気の戦いをすることができて、非常にエキサイティングなゲームでした。

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#12 木田貴明選手

SF

木田 貴明

1位になるためには絶対に勝たないといけない

復帰戦だったので、自分の状態がどこまで上がっているか分からず、負傷後の痛みもゼロではなかったので、自分の中では探りながら試合に入ってしまいました。
1Qは不安感が強くて、思うように足が動かず、ディフェンスで足を引っ張る形になってしまってチームには申し訳なかったと思っています。

2Qからは「いけるな」という感覚を掴んで、ディフェンスもハードにできましたし、オフェンス面でも貢献できたと思います。
また3、4Qの踏ん張りどころでチームとしてディフェンスの強度を上げることができて、久しぶりの試合で掴めなかった強度を、一番良いチーム状態の時の強度に戻すことができました。

●明日に向けて
相手は首位なので、このまま負けて終わる相手では無いと思います。
西宮はすごく良いチームで僕自身もリスペクトしていますが、それでも熊本が1位になるためには絶対に勝たないといけない相手です。
今日は勝利できたから良かったものの、修正しないといけない点は多々あるので、1日で修正して、明日はQ始まりから強度をあげて臨みたいです。

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