入りから拮抗した展開が続き、#24 佐々木選手のジャンパー、#25 ハミルトン選手のアタック、#34 ローソン選手のインサイドなどで得点を重ねていくが、ターンオーバーから走られ5:22にタイムアウトを請求。
タイムアウト明けは#8 ピーク選手のアタックなど連続で得点して立て直しを図るが、福岡#7 石橋選手や#18 菅選手らに高確率なシュートを許して6点ビハインドで1Q終了。
2Qは落ち着きを取り戻し、8:16に#8 ピーク選手がバスケットカウントで得点すると、それを皮切りにローソン選手、本村選手が続いて得点。6:24には1点ビハインドまで迫り福岡はタイムアウトを請求する。
しかし流れを渡すことなく、激しいディフェンスから相手のターンオーバーを誘って#5 磯野選手がダンクショットでフィニッシュ。
更に、終わり際0:05に佐々木選手が3ptシュートを放ち、6点リードで前半終了。
入りは互いに譲らず、点差が大きく開かないまま試合が進むが、#34 ローソン選手のダンクショット、また強度高いディフェンスから#18 藤澤選手がテイクチャージして勢いを自分たちのものにしていく。
後半は#8 ピーク選手が躍動して3ptシュート、アタックなどでリードを2桁点差に広げ、トランジションからの得点を続けて福岡を寄せ付けず、19点差をつけて最終Qへ。
4Qは#34 ローソン選手が一際強さを発揮し、トップからのアシストを受けてゴール下で次々と得点。
福岡は#1 レモン選手の内外からのシュート、#0 ジョーダン選手のインサイドなどで奮起するが、熊本も#14 本村選手のインサイドやジャンプショット、#8 ピーク選手のゴール下などで安定した得点を見せ、98-84で勝利した。
ドナルド・ベックHC
Donald Beck
自分たちが目指すバスケットを体現できるようになってきた
福岡はタレント揃いで素晴らしいチームで、今日は競争率が高いゲームになりました。
ゲームの流れは普段と少し異なる展開になり、1Qは攻守において自分のポジションに入れないことがあったり、少し焦りが見えるシチュエーションが続きました。
何をしないといけないかは分かっていたので、1Q終わりに再確認と整理をして、2Qからはアジャストして良い戦い方ができたと思います。
●最近の試合では安定感が増してきていると思うが
今シーズンはコロナ禍で、どのチームも厳しい状況の中で戦っており、どんな対戦カードでも勝敗が分からないシーズンだと感じています。
自分たちがやるべきこと(ディフェンスの強度やリバウンド、オフェンスの遂行など)にフォーカスしてやり続けている結果、自分たちが目指しているバスケットボールを体現できるようになってきたことは収穫だと思います。
#24 佐々木隆成選手
佐々木 隆成
チームでディフェンスをハードにやったことが勝利に繋がった
福岡は外国籍選手の得点力、能力が高い印象です。
自分たちはオフェンスでは点が取れているので、ディフェンスで相手をいかに抑えるかという部分を意識して臨みました。
前半はディフェンスが上手く機能せず、相手に49点取られてしまいましたが、ハーフタイムにチームで話し合って、まずはディフェンスから頑張ろう、という話をしました。
3Qからはディフェンスも噛み合い、そこから点差も開いたので、それが勝利に繋がったと思います。
●ディフェンスで上手く相手を抑えられていると思うポイントは
毎試合、ポイントガードに対して磯野選手ががプレッシャーをかけてくれ、ディフェンスのトーンをセットしてくれています。
その勢いに乗って、全員でハードに守ることができるのが自分たちの武器だと思います。
●ビハインドを返しての勝利はチーム全員の共通理解がないと難しいと思うが、最近のチーム力についてどう感じているか
シーズン当初はベックHCのバスケを上手く体現できない時期が続きましたが、後半戦は1人1人が理解して、練習中から切磋琢磨して取り組むことができています。
以前はゲーム中に点差を開かれた際に自分たちから崩れていくことが多かったのですが、最近は相手にリードされていても、自分たちのバスケットを展開して逆転して勝利できることが増えてきています。
こういったことは誇りに思いますし、チーム力があがってきた証拠だと感じています。