2022/3/19(土)第26節 奈良戦GAME1 試合レポート

1Q
立ち上がりからアグレッシブな攻守で大量リード

#30 古野選手、#12 木田選手を負傷で欠く中迎えたB2第26節は、およそ1年振りに #6 柿内選手がベンチエントリー。

序盤は #24 佐々木選手のジャンプショット、#5 磯野選手の3ptシュートなどで流れをつくり、再び#24 佐々木選手、そして#34 ローソン選手のバスケットカウントなどでリードする。

更に相手のバックコートから激しいディフェンスを展開し、#14 本村選手のスティールから#25 ハミルトン選手のアシスト、#34 ローソン選手がのアリウープと続くビッグプレーも。

5:44に奈良はタイムアウトを請求するが、次のポゼッションでもスローイン直後にスティールし、#25 ハミルトン選手がジャンプショットを決めて2桁点差とする。

その後も#25 ハミルトン選手のジャンプショット、#8 ピーク選手のアタック、3ptなどで34点のビッグクォーターを作り出す。

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2Q
勢いある1Qと同じ展開を持続させ、主導権を握って前半終了

入りから#18 藤澤選手、#34 ローソン選手の連続ブロックショットで相手の得点を許さない。

オフェンス面では、7:05に#8 ピーク選手がトップから切り込んでバスケットカウントを獲得。
続けて#34 ローソン選手、#5 磯野選手がファストブレイクでダンクショットを叩き込み、オフィシャルタイムアウトに突入する。

タイムアウト明けも、相手を24秒バイオレーションに追い込むハードなディフェンスを見せつつ、#14 本村選手のフリースロー、#24 佐々木選手の3ptシュートなどで徐々にリードに広げていく。

また1:12には#6 柿内選手もコートインし、32点リードで前半終了。

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3Q
相手を12得点に抑えるプレッシャーディフェンスで流れを確実なものに

後半の入りは#14 本村選手がゴール下で得点してから互いに重たい展開となり、オフェンスがややスローペースに。

およそ2分半後に#25 ハミルトン選手がアタックしてスコアを動かすと、交代で出場した#8 ピーク選手が3ptシュート2本、ジャンプショットと活躍を見せ、360°ダンクも炸裂。

#24 佐々木選手のミドルジャンパー、#34 ローソン選手のアリウープなどで勢いを加速させながら、前線からの厳しいプレッシャーディフェンスで相手をマークし、45点リードで最終Qへ。

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4Q
全員出場、100点ゲームで白星を掴む

主導権を掌握して迎えた最終Qでは、#25 ハミルトン選手のバスケットカウント、ジャンプショットなどで点数を重ねる。

奈良も#4 マブンガ選手などの得点で応戦するが、流れを掴んだ熊本が優位な状況となり、5:42には#18 藤澤選手がオープンの3ptシュートを決め切り99-50に。

熊本の次のオフェンスでは#3 サンバ選手が3ptシュートを決めて得点を100点台に乗せると、#14 本村選手のジャンパー、#18 藤澤選手のファストブレイクなどでスコアを伸ばし、112-63でGAME1を制した。

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ドナルド・ベックHC

HC

Donald Beck

攻守共に完璧な試合ができた

出だしからディフェンスの意識が高く、高いエナジーレベルで試合をすることができました。
今までの試合の中でも非常に良いパフォーマンスを出せましたし、選手全員を起用することができて良かったです。

今シーズンは、ボールやパスに対してアグレッシブにディフェンスするスタイルを貫いていて、ここ15~16試合はまさに今日のようなディフェンスを目指してやってきました。

試合毎に良くなってはきているが、少し惜しい、という状況が続いていた中で、今日は非常に良いディフェンスができたと思います。
対戦相手にもよると思いますが、今日はこのプレッシャーディフェンスが上手く機能して、自分たちのディフェンスを体現できた試合になりました。

オフェンスのエクスキューション(遂行)も非常に良く、良い判断でシュートを打つことができ、オフェンス、ディフェンスともに今シーズン見てきた中でも完璧な試合ができたと思います。

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#18 藤澤尚之選手

PG

藤澤 尚之

チームメイトからのアドバイスを糧に、明日も積極的な守りをしたい

立ち上がりから相手にやりたいことをさせないディフェンスと、自分たちのアーリーオフェンスを徹底してやろうという意識で臨んで、入りからそれができた試合だったと思います。

個人としても、古野選手、木田選手が出ない分、ハードなディフェンスを意識していました。

●今日のオフェンスとディフェンス、個人としての評価はどうですか?
オフェンスに関しては、自分たちのやりたいオフェンスを徹底してできるように、PGとして早くフロントコートにボールを運んで、コールして、自分たちのフォーメーションがしっかり組み立てられるように意識してプレーしました。
その結果、オフェンスの良い流れに少しは貢献できたのではないかなと思います。

ディフェンスは、ベックHCが一番重きを置いている部分なので、コーチ陣、スタッフ、徳永AGMにもアドバイスをもらいながら、まずはハードにやることを心がけました。

●GAME2に向けて
前節もそうでしたが、今日の試合を含めて、幾つかファウルをして相手のフリースローと簡単な得点に繋げてしまうことがあったので、要らないファウルを無くしつつ、明日も積極的にディフェンスをしていきたいです。

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#6 柿内輝心選手

柿内 輝心

負傷前に戻ることはできない。自分なりに新しいプレースタイルを模索したい

主力に怪我人がいる中で、良い試合内容で勝つことができて、僕自身も出場機会を得ることができて良かったです。


 ●2Qでの今季初出場はどうでしたか?
落ち着いてプレーするつもりでしたが、コートに立って歓声を聞くとアドレナリンが出て、その時は1分半程の出場でしたが、必死にプレーして体感では1分半より非常に短く感じました。

●4Qで出場した際に、テイクチャージの場面がありました。負傷後初出場で勇気がいるプレーだったと思いますが?
(2Qでの)1つ目のファウルは、試合は練習に比べるとギアが数段上がるので、普段よりも速いスピード感に反応できず、ファウルになってしまいました。

2回目は、相手がドライブしてきたところに上手くアジャストできてチャージングを取ることができました。とにかく必死に、無心でやりました。

元々ディフェンスでハッスルしてチームに勢いをもたらすのが僕の強みだったので、このプレーは自分らしさを出すことができたのかな、と思います。

●苦しいリハビリ期間を振り返って思うことは?
怪我する前の状態と今は違いますが、負傷を経てトレーニングの仕方や体の鍛え方を変えました。

昔に戻ることはできないので、自分なりに新しいプレースタイルを見つけていきたいですし、普段の練習からそれを模索していきたいと思っています。

●1回目の手術から思うように復帰できず、もどかしい気持ちがあったと思います。今日までやってこられたモチベーションは?
2019年の9月に怪我をして、自分は何もやり切れてない、という思いがありました。
そこでバスケット人生が終わってしまうのは自分の中で納得いかず「もし終わるとしても、何かをやり切って、満足して終わりたい」という思いがモチベーションでした。 

●これからどういったプレーでチームに貢献していきたいですか?
チームはある程度形ができて、これからプレーオフに進んでいく段階だと思います。
何でも良いので、チームが必要としていること、自分の役割を全うしたいです。
いつアクシデントがあるか分からないので、日頃から準備して、自分にできることをきることをコツコツやっていきます。

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