24日振りとなるホームゲームは#12 木田選手のレイアップで先制。
8:08に#30古野選手のアシストから#5 磯野選手のジャンプショット、7:15に#12 木田選手から#3サンバ選手のインサイドなど、チームで連携しながら得点を重ねる。
その後も#5 磯野選手の3ptシュート、#24 佐々木選手のジャンプショットと続くが、愛媛も3ptシュートを高確率で決めて対抗。
しかし熊本も#8 ピーク選手の連続3ptシュートで反撃し、2点をリードして1Q終了。
出だしから#12 木田選手が果敢にリングにアタックしてフリースローを獲得し、2本を決め切り4点リードに。
残り7分頃からは約2分間得点が停滞して我慢の時間帯が訪れるが、前線からハードなディフェンスを継続して流れを渡さない。
タイムアウトを請求して連携を確認すると、そこから#24 佐々木隆成選手がジャンプショット、バスケットカウントと続けて得点して41-34とリードし、頭一つ抜けることに成功。
その後も#8 ピーク選手や#3 サンバ選手の3ptシュート、#12 木田選手のファストブレイクなどで点数を積む。
対する愛媛も#12 フィッツジェラルド選手や#15 クリーナー選手を中心にインサイドで得点して点差を詰め、熊本は4点リードで前半を終える。
重要な後半の立ち上がりは、#8 ピーク選手がファストブレイクで先制。8:15には、ここでも#12 木田選手がアタックしてバスケットカウントを獲得。
勢いが傾いたところで、相手を24秒バイオレーションに追い込むディフェンスを見せ、その後#8 ピーク選手のAND1、#12 木田選手のレイアップ、#5 磯野選手のダンクショット、#24 佐々木選手の3ptシュートと怒涛のオフェンスが続き、一気に相手を突き放す。
愛媛も#13 俊野選手の3ptシュート、#12 フィッツジェラルド選手のインサイドなどで対抗し、結果として7点リードで最終Qへ繋ぐ。
入りに愛媛#4 フェルプス選手や#15 クリーナー選手がペイントでの強さを発揮して追い上げ、8:40には73-72となり再び勝負の行方が見えない展開に。
ここからは点の取り合いが続き、2~4点リードを維持したまま試合が進むが、4:02に#24 佐々木選手がバスケットカウントを獲得。
その後も厳しいディフェンスで相手のターンオーバーを誘って自チームのオフェンスに繋げ、1:44には#27 ウィタカ選手がインサイドで得点する。
1:22には#8 ピーク選手がインサイドにねじ込んでバスケットカウントを獲得し、7点リードにして流れを確実にしたかと思われたが、愛媛も意地を見せて#4 城宝選手のフリースロー、#13 俊野選手の得点で0:22には遂に1点差まで迫る。
しかし最後まで落ち着きを保ってプレーし、流れを守り切って4点差での勝利を手にした。
ドナルド・ベックHC
Donald Beck
明日もできる限りの力を尽くしたい
今シーズン熊本で指揮を執り始めてから厳しい敗戦も幾つかありましたが、今日はとても良い勝利になりました。
メンバーが少ない中で、普段プレータイムが少ない選手もより多くの時間帯で出場してステップアップしてくれました。また全員がゲームプランをしっかり遂行してくれ、これは賞賛に値すると思います。
今日の勝因は大きく分けて2つあり、1つはオフェンスで正しい判断を重ねてターンオーバーをコントロールできたこと、もう1つは多くスティールして相手のターンオーバーを誘えたことです。
今シーズンずっと言い続けていることの一つですが、愛媛のオフェンスは非常に良く、リスペクトに値します。
フィッツジェラルド選手は良いスコアラーですし、フェルプス選手は強力なリバウンダーでもあり、フィジカル面が合わないと止めるのが難しい選手です。
明日も大きな挑戦になると思いますが、2勝できるようにできる限りの力を尽くていきたいです。
#12 木田貴明選手
木田 貴明
チームで戦った結果が勝利に繋がった
前節、越谷戦でジョーダン選手がした行為は決して許されるものではありませんが、その出来事を経て、彼の中の『勝ちたい』という思いを改めて感じ、今日は出場できないメンバーのためにも勝とう、という気持ちで臨みました。
正直厳しい戦いになるだろうと予想していましたが、よくボールムーブできて良いバスケットをすることができました。
シュートパーセンテージ自体は決して高くありませんが、チームで戦った結果が勝利に繋がったと思います。
■3Q、ウィタカ選手との連携が良かったように思えた。木田選手から見たウィタカ選手の印象は?
しっかりスクリーンをかけてダイブしてくれますし、ユーザー側からすればPnRしやすい選手という印象です。
チームのためにも献身的にプレーしてくれますし、今後外国籍選手が戻ってきても、プレータイムを掴めるように自身の役割を全うして欲しいです。
青山学院大学の後輩でもありますし、すごく良い選手だと思います。
#24 佐々木隆成選手
佐々木 隆成
全員でチーム力アップを図っていきたい
今日は得点力のある外国籍選手2人が不在だったので、日本人選手が積極的に点を取りにいこう、という話を試合前からしていました。
ベックHCも自分たちを信じて采配してくれ、それが良い結果に繋がったと思います。
ディフェンスも、良い時のインテンシティを保って前から積極的に当たることができました。
どちらが勝つかわからない試合でしたが、最後粘り勝つことができたのは上記2つのことが要因だと思います。
明日はロスターが変わりますが、今日のように良いケミストリーが生まれれば、チームとしても大きなステップアップになると思います。
それを良い方向に持っていくためには、外国籍選手だけでなく日本人選手の力も絶対に必要なので、一丸となってチーム力アップを図っていきたいです。
#27 ウィタカケンタ選手
ウィタカ ケンタ
チームとして戦い、勝利できたのが大きな収穫
今日は日本人選手の活躍が光った試合だったと思います。
外国籍選手が少なくても、チームとして戦うことができ、そして勝利できることが分かったのは大きな収穫でした。
明日も、今日のようにチームで戦えるかが鍵になると思います。
明日も自分を始め、プレータイムを獲得しようと頑張っている選手がしっかり活躍して、良い試合をしたいです。
●自身のチームオフェンスにおける役割についてどう思うか?
自分の持ち味は、スタッツに残らない部分だと思っています。
シーズン序盤からスクリーンのかけ方や相手の巻き込み方などは意識して取り組んでいたので、(木田選手の会見を受けて)それがチームの先輩たちに理解してもらえているのは嬉しいです。
スクリーンをかけたり、スペーシングしたり、細かいところを頑張れるかどうかが今後のプレータイムやキャリアに繋がっていくと思いますし、それができれば、ゴール下の得点チャンスなどが生まれて自分にとってもプラスになるので、意識して続けていきたいと思います。