2021/12/25(土)第13節 山形戦GAME1 試合レポート

1Q
序盤から集中したDFで相手を牽制。互角の戦いに

序盤から打ち合いになり、互いに得点を重ねながら試合が進む。

山形はオールラウンダーの#25 ローソン選手が内外から得点する一方、熊本も#25 ハミルトン選手、#5 磯野寛晃選手らが中心となって得点。Qを通じてスターター陣がアグレッシブなディフェンスでプレッシャーをかけ、相手を牽制する。

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2Q
我慢強く戦い、相手を波に乗せない

リングに嫌われる時間帯が続く中、山形に押し込まれて8点をリードされ我慢の時間帯がスタート。
その中で#8 LJ・ピーク選手の3Pシュート、#12 木田貴明選手のアタックで粘り強く得点し、徐々に相手に詰め寄っていく。

その後#8 ピーク選手が負傷退場するが、終盤は#34 ベンジャミン・ローソン選手がインサイドで強さを見せ、セカンドチャンスからゴール下で得点。
相手に流れを持たせることなく前半を終える。

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3Q
ビハインドから奮起して再び追い上げを開始

山形もディフェンスの激しさを増し、序盤はオフェンスで簡単にフィニッシュできない苦しい時間帯が続くが、6:36に#30 古野拓巳選手がジャンパーを沈めると、後に#24 佐々木隆成選手が続いて開きかけた点差を再び詰める。
勢いに乗るように、2Qで負傷した#8 LJ・ピーク選手もコートに戻り再び闘志を燃やして戦うが、山形が高確率でシュートを決め始め、この日最大となる13点ビハインドを背負う。

タフな状況に追い込まれるも、チームでハードなディフェンスを続けて0:55に#5 磯野寛晃選手が相手からボールを奪うと、#8 LJ・ピーク選手がファストブレイクで加点。
その後もフリースロー、#34 ベンジャミン・ローソン選手のインサイドでリードを一桁に戻して最終Qへ望みを繋げる。

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4Q
残り28秒で同点へ、しかしあと一歩及ばず

4Qも気持ちを切らさずに集中した入りを見せ、簡単に相手の得点を許さない。

試合時間が終わりに近づく中、2:45 #5 磯野寛晃選手がスティールからレイアップを決めて4点差に、2:24に#8LJ・ピーク選手がスティールからAND1を獲得して1点差まで詰め寄る。
そして0:28には木田貴明選手が3Pシュートを決めて同点に追いつくが、最後は#23村上選手のスピードあるレイアップが決まって試合終了。
3点差の惜敗となった。

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ドナルド・ベックHC

HC

Donald Beck

勝利には至らなかったが、いい試合だったと思う

試合結果そのものは満足いくものではありませんが、プレーについては良かった点が多くあったゲームでした。

もう少しシュートが入っていれば違う結果に繋がったのでは、という思いはありますが、相手の素晴らしいDFの中でオープンショットの場面もつくれていましたし、特に後半の大事な局面でのディフェンスは非常に良かったです。

終盤に、自分たちではコントロールが難しいターンオーバーやプレーがあったりと、熊本にとって不運とも言えるシチュエーションが続いて勝利には至りませんでしたが、両チームともハードに戦って、良い試合だったと思います。

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#5 磯野寛晃選手

SG/SF

磯野 寛晃

今日のような試合を勝ち切ってこそ、また強くなれる

終始相手に主導権を握られた展開が続きましたが、最後に追いつけたのはチームとして大きかったです。

●自身のプレーについて
なかなか自分たちのオフェンスができず得点を積めなかったとき、ジョーダン選手にボールが寄るところをカッティングやランプレーで点を取って繋げられたことは良かったと思います。

ただ、大事な場面のフリーを決めきれなかったことは課題です。

ディフェンス面では、相手のやりたいことをやらせないようには気を付けていたのですが、予想以上に相手のシュートが入っていました。
そういった(自分たちの予想を超えて相手がシュートを決める)ゲームがこの先もあると思うので、チームとして我慢して、ディフェンスや、最後までボックスアウトするなど、やれることをやって、こういう試合を勝ち切っていかないと僕たちはまだまだ強くなれないと思います。

明日も引き続き、前からしっかりプレッシャーをかけて、相手のやりたいプレーをやらせないこと、しっかり1回でリバウンドを取り切って相手にセカンドチャンスを与えないことが重要になってくると思うので、そういった部分を大事にしたいです。

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#30 古野拓巳選手

PG

古野 拓巳

特別悪いことは無かった。あとは決定力だけ

今日はディフェンスで相手を70点台前半に抑えられましたし、トランジションポイントも熊本の方が多いので、ディフェンスが悪かった、誰が悪かった、これが特別悪かった、ということは無いと思います。

また3点差で追いかけるシーンで、回ってきたパスから木田(#12 木田貴明選手)はよく決めてくれたと思います。
目の前にディフェンスもいて、決して簡単なシュートではない場面で決め切って、シューターとしての仕事をやり遂げたと思いますし、そういう点では勝ちたかった試合でした。

ハーフコートディフェンスの中でもう少しできたことがあったかもしれませんが、2度ほど点数を離された中でカムバックできたことも大きかったですし、リバウンドにも絡めていたので、あとは決定力を高めていくだけだと思います。

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