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B.LEAGUE PREMIER への参入時期に関するクラブ方針

いつも熊本ヴォルターズへ温かいご声援をいただき、ありがとうございます。


熊本ヴォルターズでは、2026年に誕生する新たな国内プロバスケットボールのトップリーグ「B.LEAGUE PREMIER(以下、Bプレミア)」に、2030年シーズンからの参入を目指すことを決定しました。

去る、6月中旬に開催されたBリーグ実行委員会において、Bリーグ事務局より2026年からのBプレミアへの参入について、現行B1チームの経済規模、観客動員が伸びていることで上限の18チームを超え、相対評価が起こる可能性が高まっているという主旨の説明があり、今回の決定に至ったものです。

当クラブは、今年3月1日に開催した記者会見にて、2026年からのBプレミアへの参入を目指すと発表し、これまで多くのブースターの皆様や協賛企業各社、熊本県をはじめとした自治体などの関係各位に多大なるご支援をいただいてきました。そのような中、非常に難しい決断でしたが、ヴォルターズとしてはこれを好機と捉え、まずは実力で2024-25シーズンからのB1昇格を勝ち取り、チームがB1を現実のものとして体感することで、真に地域に根差したプロスポーツ集団としてさらなる発展を目指してまいります。

また、新アリーナについても、全国の先行事例を十分に吟味しながらヴォルターズにふさわしい姿を求め、2030-31シーズンからのBプレミア参入と併せて慎重に検討してまいります。  


引き続きあたたかいご支援を賜りますようお願いいたします。


【変遷想定と今後の目標】



>>>B.革新 オフィシャルサイト<<<


 

クラブからのコメント

代表取締役社長 福田拓哉

 まず皆様にお伝えしたいことは、クラブとして今シーズンのB1昇格を掴み取ることに全力であたっているということです。
 また、B.PREMIER参入を諦めたわけでもありません。残念ながら、後述の通りその時期を先に延ばさざるを得ない状況になったこと、またそれが熊本ヴォルターズに関わるあらゆる皆様にとって負担が少なく、合理的であると取締役会を通じて判断したということをご理解頂けましたら幸いです。

 その一方で2026年の初年度からのB.PREMIER参入を諦めざるを得なかったことが悔しくてたまりません。ご期待いただきましたブースター、スポンサー、メディアの皆様を思うとなおさらです。

 昨年7月の新経営陣発足以降、クラブは前体制から引き継いだ構想を形にすべく奔走してきました。多くの皆様のご協力も頂きながら、その実現に向けて全力で進んでまいりました。本日に至るまでの1年3ヶ月の期間、間違いなく中心課題のひとつでした。
 しかし、参入条件となる3基準は極めて高く、私たちが置かれている実際の状況との間には大きすぎる乖離が存在していました。これを今シーズンで達成しようとすれば、関係各位にこれまで以上の負担をお掛けしなければならなくなります。わかりやすく言えば、急激なチケット代、スポンサー料金の値上げなどです。こうしたB.PREMIER参入に伴う成長痛に耐えるには、その速度を緩やかにすると同時に、クラブとして地域の皆様と共に「現行B1」を経験し、自らの基礎体力を高めることが必要と判断しました。

 新たな計画は来期以降2シーズン連続で「現行B1」を戦い、2026−27シーズンから参入する「B.ONE」にて2期連続で売上高9億円、平均入場者数3,000人を達成し、27−28シーズン終了時点で基準を満たす新アリーナ建設の確約を取り付けるというものです。これができれば2030ー31シーズンからのB.PREMIER参入がルール上認められます。

 最短でも今から7年後となるため、先の長い計画のようにお感じになられる方が多いと思います。しかし、今シーズンの次の試合、観客数、応援いただくスポンサー各社様の数と熱量がこの7年後に直結しています。今、この瞬間を積み上げることで輝かしい結果が待っている点はバスケットボールの試合と一緒です。
 最後の一瞬まで勝利を目指し全力を尽くす今期のチーム同様、2030−31シーズンのB.PREMIER参入を目指し、まずは今シーズンを、そしてその先も共に歩んでいただけますとこれ以上嬉しいことはありません。

 世界最高峰のバスケットボールが、スポーツエンターテインメントが、日々の生活の中にある熊本を共に創り上げていただきますよう、改めてお願い申し上げます。

 
熊本バスケットボール株式会社
代表取締役社長 福田拓哉
 

B.革新に関して

2026年から始まるB.革新の意図と構造

クラブが事業投資ができる環境を整え安定的な成長を促すため、2026年からの“B.革新”では、単年度競技成績による昇降格を廃止します。

また、B.LEAGUE PREMIERのクラブ数には上限がなく、基準を満たしたクラブは2027年以降も順次、参入が可能です。※2026年開幕時は原則最大18クラブ想定

こうした制度のもとで、クラブは長期的視野で成長のための投資を行うことが可能となり、アリーナ計画の推進につながるともに、地域活性や社会課題解決にも取り組みやすくなります。



B.革新 オフィシャルサイトより引用

 

B.PREMIER 参入条件

入場者数:4,000名
売上基準:12億円
アリーナ基準:新設アリーナ基準充足 / 5,000席 など



 

B.LEAGUE ONE 参入条件

入場者数:2,400名
売上基準:4億円
アリーナ基準:現B1基準充足 / 3,000席 など

【仮ライセンス条件】入場者数:1,500名
【仮ライセンス数】B.LEAGUE ONE全体で「28~30」までが上限