日本生命 B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2022-23 GAME2 vs長崎ヴェルカ 試合結果
2023年5月6日16:05TIP OFF(@佐世保市体育文化館)で行われた、『日本生命 B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2022-23 長崎ヴェルカvs熊本ヴォルターズ GAME2』の試合結果をお知らせします。
なお、この試合結果をもちまして、プレーオフ敗退が決定し、B1昇格の挑戦は来シーズンに続くことになりました。
試合結果
熊本ヴォルターズ 76-88 長崎ヴェルカ1Q 17-21
2Q 20-17
3Q 19-18
4Q 20-32
【主なスタッツ】
山本翔太 9pts、4reb、2ast、1stl
ジャメール・マクリーン 14pts、9reb、2ast、1stl
磯野寛晃 2pts、2ast、3stl、1blk
長島蓮 4pts、2ast、1stl
谷口光貴 6pts
テレンス・ウッドベリー 26pts、7reb
ベンジャミン・ローソン 10pts、8reb、1ast、3stl
マット・ボンズ 29pts、11reb
パブロ・アギラール 16pts、8reb、6ast
ジョーダン・ヘディング 18pts、7reb
ジェフ・ギブス 5pts、6reb、3ast、1stl
コメント
【遠山向人HC】まずは、たくさんのご声援を送っていただいた熊本、そして長崎のブースター・ファンの皆さん、会場設営など一生懸命してくだった皆さん、またメディアの皆さん。皆さんに支えられて、この2日間素晴らしいゲームができたこと大変嬉しく思うし、心から感謝している。
ゲームは、長崎さんは2日間、非常に走り、非常によくシュートを決め、非常によくディフェンスをして素晴らしいチームだったと思う。
対して熊本の選手たちも非常によく頑張りベストエフォートを見せてくれたし、非常にハイレベルでいいゲームだったと思う。
ファストブレイクポイントも今日は9点に抑えていたし、ターンオーバーも昨日よりも抑えていて、しっかりアジャストしていいゲームになったと思う。
長崎は非常に良い集中力で、ボンズ選手やヘディング選手の良いスコアがあり、逆に我々は、あと一歩のところでディフェンスで守りきれなかったり、オフェンスを決め切れなったところがあった。
僕がコーチベックからヘッドコーチをやってほしいと言われたのが、8月に入ってからで、それを言われてすぐ外国籍選手が合流する状態で、僕も準備できてなかったし、選手も去年から残ってるのが3人しかいない中で、入りから非常に難しいシーズンだった。
けが人も多くかなり大変なシーズンだったが、チーム全員のパーソナリティが、本当に素晴らしい人間たちばっかりで、昨年ヴェルカに所属していたノリ(菅澤紀行選手)とか、チーム全員が自分のエゴを横に置いて、チームの成長のために、チームのために自分が何ができるか、自分の役割にベストを尽くす、自分のできること、コントロールできることにベストを尽くすという姿勢をみんなが見せてくれた美しいシーズンだった。
ヴォルターズレッドの皆さんをB1の舞台に連れて行くことができず、非常に悔しい。
強い決意で、B1というところをブースターの皆さんに見せてあげたいと誓っていたので、本当に悔しい。
でも、チームは、ブースターの皆さんの後押し、声援のおかげで頑張ってくれたし、ブースターの皆さんの応援がなければ、僕たちはこんなに頑張れなかった。
僕は幸運なことに、去年熊本に来る前はずっとB1にいたが、B1の全チームを見回しても、最高の日本一のブースターだ。皆さんのおかげで本当に頑張れた。
心から感謝している。
我々のシーズンはこれで終わるが、この仕事、このスポーツは常に勝敗がつくもので、バスケットも人生も選手たちのバスケットの道もこれから続いていくので、この素晴らしいシーズンをしっかりと誇りと自信を持って、このまま進んでいきたい。
繰り返しになるが、本当に長崎さんが素晴らしかった。
次節でも頑張っていただき、ぜひB1 に昇格してほしい。
【田渡凌選手】
みんなのキャリアの中でもこれほど負けられない戦いは少なかったと思うし、緊張感の中でできたのは幸せだったし、選手としてとても貴重な40分だった。
プレーオフで、今までやってきたことをやろうという時に、長崎さんがシーズン通して60試合、プラス昨年から続けてきた激しいバスケットの遂行力の部分で、長崎さんは自分たちがやってきたことを出し切った結果だと思う。
試合終盤は、全員がどうにかして勝ちたい気持ちを出し続けていたラスト5分間だったが、決めきれないシュートがあったりとか、やらしちゃいけない選手にシュートを決められたりとかあったが、誰一人手を抜いていたわけではなく、一生懸命やった結果がそこに繋がったと思う。
最後の5分間に原因があったというより、その前の段階でできたことはたくさんあったと思う。
40分間続けて長崎さんがジャブのようにインテンシティー高いディフェンスから、どんどん走ってきて、リバウンドに飛び込んでくるバスケットをやり続けたところに、耐えられなかったところがあったと思うし、その時にコートでプレーをできなかった自分に対しては悔しい気持ちでいっぱい。
ケガ人が多く、誰が試合に出るかとか、何分ぐらい出られるかがわからない状況で、その試合に出る選手が100%コミットして、その中でもベストを出せたんじゃないかなと思うし、自分自身プロ選手として6年目のシーズンだったが、こんなにバスケットの事を考えたシーズンはなかったし、バスケットって楽しいなともう1回思い出させてくれたチームメイト、コーチスタッフ陣だったと思う。
キャリアの中でこのチームに来て本当によかったなと思うし、この仲間とできたっていうのはすごく大きかったなと思う。
【山本翔太選手】
長崎さんは終始、始まってからずっとリバウンドに全員でクラッシュしてきていたが、自分たちは40分間続けることができず、たまにボロが出て、それが続いたりして相手に流れを持って行かれた。
プロ初シーズンでプレーオフに出られたことはうれしく思うし、遠山HCがたくさん試合に出させてくれて、スタートとしてはとても濃い一年だったと思う。
ケガをしないようにケアをしていきたい。
最後は、このメンバーでもっと試合がしたかったし、先輩たちが優しく声をかけてくれたので、涙がこぼれてしまった。
ブースターさんがいなかったら、大差で負けていたかもしれないし、後押ししてもらい勝てなかったのは本当に悔しいが、これからも応援をお願いしたい。
【本村亮輔選手】
2連敗して今シーズン終わったが、全員が最後の残り1秒まで戦い続けて、負けてしまったが、今シーズンキャプテンをやらせてもらって、このチームで1秒でも長く試合したかったし、ファンの皆さんももちろん負けて悔しいと思うが、最後まで諦めない姿は、ちゃんと届いたと思う。
このチームを誇りに思うし、ヴォルターズブースターが多く駆けつけてくれて、ホームかアウェーが分からない雰囲気を作ってくれて、その中で試合ができたというのは、本当に幸せだった。改めてヴォルターズレッドの偉大さを感じた。
2日間ヘディング選手の3Pは抑えられていたが、最後の勝負所で2本入れられて、それが長崎さんのうまさだと思う。
我慢して我慢して、あと一歩のところを長崎にやられた。
けが人が多い中で、ウッドベリー選手が戻ってきてローテーションの部分で難しくなるところもあったが、その中で出ている選手がハードワークして、最後まで諦めなかったところが自分たちのバスケットだなと感じた。
自分1人じゃ絶対にこのシーズン成し遂げられなかったと思う。
キャプテンとして声を出すのはもちろんだが、遠山HCや田渡選手、谷口選手にアドバイスをもらった。
また自分のプレーがうまくいってない時に、菅澤選手、山本柊輔選手が、あるべき姿を表現してくれた。
うまくいってるときにベンチで盛り上がったりするのはもちろんで、うまくいってない時にチームのためになる何ができるかという事を2人から教わって、そういった姿を自分がこれから真似して、逆に後輩たちにその姿を見せられたらと思う。
チームメイトには感謝の一言。本当にたくさんの人に成長させてもらった。
今までのシーズンで一番濃いシーズンだった。