新役員 熊本県知事表敬訪問
この度、熊本ヴォルターズの運営会社、熊本バスケットボール株式会社では、新役員による熊本県知事表敬訪問を行い、新体制のご報告とご挨拶をさせて頂きましたので、お知らせ致します。
概要
日時:2022年7月4日 9:00~場所:熊本県庁 知事応接室
参加者:蒲島郁夫知事、木村敬副知事、高橋太朗企画振興部長、原山明博観光戦略部長
福田拓哉代表取締役社長、柳瀬泰晴常務取締役、杉光定則取締役、進藤貴之監査役(※西川正明取締役、古荘貴敏取締役は所用の為欠席)
内容
福田社長「この度の不祥事でご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。 それにも関わらず、知事をはじめとする県庁の皆様に熱いご支援を賜りましたことを、心より感謝しております。
熊本の皆さんの熱意、熱気、アリーナの盛り上がりを研究者として見させて頂き、今まで研究してきたことは、現場で活用してこそ活きると思い、今回熊本の皆さんのお世話になることに致しました。
新経営陣で目指しますことは、まずは確固たるガバナンスの構築をして参りたいと思います。そこを土台に、満員のアリーナを作って行きたいと考えます。社員、ファン、ブースター、地域の皆様の声にしっかりと耳を傾けて、ヴォルターズの価値と課題を明確にして、共に活性化させる方法を見つけて実行に移していきたいと考えています。 実際に2週間前より全社員との1対1での面談を始めています。 今後は、ブースター様のアンケートも実施するつもりですし、今回知事を始めみなさんにお時間を作って頂いたように、行政やスポンサーの皆様にもご挨拶させて頂きながら、意見を頂戴したいと思っております。
スポーツビジネス研究者としてヴォルターズを分析した際に明確になったのが、B1レベルの地域の盛り上がりと一体感です。この強味を強化して、ヴォルターズに関わる皆様と、夢や希望を共有しながら、熊本の元気を共に作りだし、日本に誇るスポーツのある豊かな社会、町と認識されるようにやって行きたいと思っております。
それを実現するためにも、新アリーナはその拠点として非常に重要な意味を持つようになると思っております。 全国、世界に誇れる場を作り出す為にも、引き続きご支援の程、よろしくお願い致します。」
蒲島知事「今シーズンは大変お疲れさまでした。惜しくも悲願のB1昇格は届きませんでしたが、皆さんの力強いプレーは県民の皆様に元気と勇気を与えて頂きました。
ヴォルターズの皆様には日ごろからプレーだけでなく、バスケットボールの開催や様々な形で県民に元気や勇気を与えて頂いており、改めて感謝申し上げます。
県としても、より多くの皆様が会場に駆けつけるよう、広報活動を展開すると共に、県庁応援団を中心に、しっかりと応援して参りたいと思います。
新体制でのヴォルターズの次のシーズンこそ、B1昇格できると信じています。
今後も気迫あふれるプレーで、会場に集まったファンに元気と勇気を与えてもらいたいと思います。引き続きのご活躍を期待しています。」
表敬訪問には、多くのメディアの皆様にも取材をして頂き、訪問後には福田社長がインタビューを受けさせて頂きました。
Q、会社のビジョン・テーマについて?
A、徐々に作っている段階なので、わかりやすくキャッチコピーなどがいえる段階ではない。もう少し時間を下さい。こんな会社にしたいなというのは、1点目は、選手や指導陣、社員の皆さんが、誇りとやりがいをもって成長し続けられる会社にしたい。2点目は、熊本の皆さんと喜怒哀楽を共有することが大事だと思っていて、その中で、夢や希望や、勇気、元気を一緒になって作りだしていける会社にしたい。
Q、新リーグ構想にどう向き合っていくのか?
A、26年基準はかなり高い基準だと思っている。Bリーグは審査の基準を長く設定しているので、最終の審査に間に合うように、県民の皆さんと一緒になって、クリアしていきたい。そのためにも、すばらしいアリーナの熱気はトップレベルだと思っていますので、そこをしっかり強化して、一緒に盛り上がることができれば、B1に入る為の数字も見えてくると思う。
Q、これまで積み上げられてきた財産について?
A、1個目は、ヴォルターズを愛して支え続けてくれているブースター、スポンサー、行政、メディアの皆さんの存在。全国のチームを見ても県一体となってご支援を頂いてるところは稀で、これは我々が持つトップレベルの財産だと思う。
2つ目は、ひたむきにプレーしたり業務に取り組んでくれている、選手スタッフ、社員の存在。バスケに関する思い、熊本に関する思いが本当に強くて、信念をもって熱をもって、取り組んでもらっているので、会社として報い入れるような組織に変えていきたい。
Q、ガバナンスの強化はどうしていく?
A、ルールを守ること。周囲の人を大事にする、不快にさせない、心地よく働けるためにはどうしたらいいだろうという前提でルールが成り立っていると思うので、心の声をしっかり出しやすい会社、風土に変えていきたい。
Q、新しいアリーナ構想は?
A、新アリーナ構想は、新B1に入る為の1丁目1番地にあると思う。スポーツビジネスはしかるべき器が合って、成り立つものだと思うが、負の財産になることもありますので、しっかりとその後も継続的に人が集い、企業が集い、町が元気になる拠点となるようなアリーナを作って行きたい。
Q、ブースターへ一言
A、ヴォルターズの熱い空間を作っていただきありがとうございます。B1に上がりたくても上がれない辛い思いをされたと思いますし、今回の不祥事に伴い、すごく不安にさせたと思う。
不祥事については、新しい体制がスタートして、そこを改善する素地ができましたの、温かく見守って頂ければと思います。 熱狂のアリーナ、満員のアリーナは、皆さんのご協力が必要になりますので、是非我々と一緒に楽しんで盛り上がって頂ければなと思います。是非アリーナに足をお運びください。